丸草原のモダンハウス

サラックのお話③。サラックって誰?という方、以下のページにサラックがいます。
①コーラスフルーツ・シャワー
②半自動コーラスプラント農園

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地下渓谷に半自動コーラスプラント農園「The 裂け目」を創業したサラックは、寝る間も惜しんで働きました。地下ではコーラスプラントの花を植えては摘み、摘んでは植えました。頃合いを見て水を流し実を回収します。この工場部屋では、自動的にチェストに分類されて入ってくるコーラスフルーツを自動精錬機で焼いています。焼きあがったら4つを組んで美しいプルパーブロックにします。

天涯孤独になったサラックを不憫がって、オーガ(って誰?の方は上記のリンクからサラックの冒険を読もう)は雲の上に帰ってからも時々下りてきて、サラックに技術を教えてくれました。今ではそれを柱状・階段状・ハーフに加工することもできます。職人サラック。

 

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珍しい質感の紫色のブロックはしだいに町の評判となり、欲しがる人が増えました。サラックはここに店を構えて買いにきてもらうことはせず、馬車に積んで配達するサービスを始めました。馬ならちょうどこの丸草原に最初からウロウロしていましたしね。サラックは欲張らずに安い価格で売りましたが、この宅配サービス「亜麻ゾンビ」がウケて注文が殺到しましたので、いつの間にかお金持ちになっていました。

 

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そこで、今までのお家(コテージ)を人に貸し、新しいお家(ハウス)を建てることにしました。ハウスは立派な一軒家で地主や農園主やお金のある階級の人が住みます。コテージは、簡素なお家で小作人とか作男みたいな人達が住みます。でもコテージに住めればいい方で、大抵の人は掘っ立て小屋で苦しい生活をしていたという時代から、頑張れば家を持てる望みのある時代になった頃の家です。

とかウンチクしている間に一階部分ができたようですね。マイクラだとこうやって下の階から作る場合が多いと思いますが、実際この頃、一階ずつ壁で建てていく2×4工法の先祖的建て方が普及しましたので、これ結構リアルかも。

 

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一階の間取りはこうです。 伝統的なセンター玄関、暖炉のある大きなリビングルームとダイニングルームと近代的キッチン。収納つき。

このハウスは、シアーズという会社が1900年ころから販売を開始した当時のモダンハウスのいくつかを参考にしました。シアーズ社はなんと、移民たちにお家をカタログ販売しました。カット済みの資材を配送し、現地では組み立てるだけです。ですから、今でも同じ外観・同じ間取りの家がアンティークハウスとしてアメリカには何軒も残っていて面白いです。シアーズ社の建築とわかるとプレミアムがつくそうです。ローンを返し終わる頃には資産価値が0になるお家に住んでいるサラには羨ましい限りです。

今までの建築は、部分部分は参考にするものはあっても、構造はほぼ全部、お城ですらサラの脳内で作り出したものでした。モデルとする建物を研究し、それに沿って建てることは建築スキルアップになっていいなって思いました。

 

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暖炉は相変わらず団欒の中心にあるけれど、この先暖房の地位を急激にストーブに奪われ、廃れていくのでありました。

サラは暖炉のあるお部屋が憧れです。薪のはぜる音や炎のゆらめき。落ち着きます。何か炙って食べたいな。現代で暖炉を持っているお家はお金持ちってイメージです。煙突のある家を見るといいなーって思います。せめてマイクラで暖炉ごっこしよう。こら、そこの壁、勝手に燃えるんじゃない!

ピアノはなぜか昔のカタログではリビングの隅に置いてある挿絵が多かったから設置。どの家庭にも弾ける人がいるとは思えないけど。1900年ころは現在の仕組みのピアノが普及し始めた頃だから、憧れの素敵な暮らしを演出するのにうってつけのアイテムだったのでしょうね。見た目はピアノの前身のハープシコードもほぼ同じだから、ハープ(琴)つながりで、サラックの家に置くのにふさわしいと採用。サラックは金の竪琴のしらべを楽しむオーガのように黒のピアノを楽しむのです。

 

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モダンな家ですから、現代のおうちとほぼ同じ感覚です。本棚とクローゼットは作りつけです。本棚にはコーラスプラントの栽培法や経営法の本に混じって一冊だけ絵本があります。「ジャックと豆の木」って本。クローゼットにはカラフルな服がかかっています。それと曲がって上がるおしゃれな階段。ピアノの奥は勝手口に通じています。ダイニングの入口はcased openingって書いてあってなんだろうと思ったら、ドアのない装飾された枠で覆われた空間なんですね。あー、こういうの洋画でみたことあるー。

 

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ダイニングルーム。サイドボードも作りつけ。cased opening とセットなんです。お父さんの形見の斧とお母さんとの思い出のお皿が一番上に飾ってあります。下の段はサラックのコーラスプラント製品。あと、窓は開き窓じゃなくて、イギリス風の上げ下げ窓なの。

 

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近代的キッチンです。手押しポンプの水道と、シンク。右の薪ストーブは暖房で、左のは暖炉より安全な料理用ストーブです。五個も鍋が置けます。手前が一番火力が強く、奧の高いところは火力が低いので「火のし(アイロン)」を置いています。サラック家では間もなくここはガスレンジに置き換えるそうです。石炭燃やしてガスにする仕組みなので今のガスレンジまであと一歩ですね。

 

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家事に育児に農作業。何をするのも不便な時代にも関わらず女性のすることはあらゆる分野に及びました。負担軽減のために、いろいろ考え出されました。水道やレンジの普及に加え、キッチンには箒やリネン類を仕分けしてしまえる倉庫や、作りつけのアイロン台(使わない時は跳ね上げて壁に収納)など、動線を考えた造りになりました。玄関にも勝手口にも行きやすいです。

 

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そしてこれ、時代の寵児、冷蔵庫!初期の氷をしまって冷やすタイプ。氷は重たいので氷売りが届けやすい勝手口のすぐそば、かつ火から遠いところにデンと備え付けられました。勝手口の向こうは階段下のハリーポッター部屋、そしてリビングのピアノ脇につながっています。

 

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一階をご案内している間に二階ができました。おや、あの目の上のたんこぶみたいな出っ張り部屋が気になりますね。

 

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二階の間取り図です。モダンハウスはすごい、今まで外にあったトイレがお家の中にあります。バスタブも設置されました。お風呂やトイレは一階にあるのが普通な気がしますが、一階は公の場で二階はプライベートという伝統観念に従えば、確かに最大のプライベートですものねえ。あとは夫婦の寝室と子供部屋。そしてそして、スリーピングポーチ!!あの出っ張ったところ!!

 

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まずはバスルーム。お湯を二階のバスタブまで運ぶの大変だろうなー。中産階級以上ではメイドのお仕事です。モダンハウスはメイドがいない家庭でも家を切り回せるようにと進化したはずですが、お風呂はまだまだですね。よく名画の中でベッドの脇に水差しが置いてありますが、もともと寝室で体を拭いていたらしいし、浴槽につかる文化ではないからまあいいのかな。

それからトイレ。アメリカ開拓期というと、昔大流行したというドラマ「大草原の小さな家」が思い浮かぶのですが、それは1880年前後の開拓一家のお話で、モダンハウスが建つほんのちょっと前の時代。比較的裕福な雑貨屋さんちで家の中に水洗トイレ設置の回があり、その時も二階にありました。ですからたぶんサラック家のも水洗トイレと思われます。トイレは進んでいますね。

「大草原の小さな家」って、サラはDVDで見ているのですが、テレビではこの15年間再放送をしていないので、学生さん世代は知らない方が多いかもしれません。大自然の中で、人情とともに一生懸命生きてる人たちの暮らしは見ていてとても気分がいいですのでおすすめしたいです。南北戦争の傷跡、鉄道、インディアン、教育・・・歴史の勉強にもなりますよ。

 

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メインベッドルーム。うわお、ダブルベッドだわ♡ 経営が安定したサラックは結婚したのでした!おめでとうサラック♡ 奥様はあのオーガ(誰?という方は冒頭のリンクを)の娘、亜麻色の髪のオーガです。オーガの一族は見た目がゾンビ風なのですが、それで宅配サービスの名前は「亜麻ゾンビ」にしたのです。

サラの国ではご夫婦の寝室はお布団でなければツインベッドの印象ですが、世界的にはダブルベッドが主流で、ツインだと離婚するのか?となるのですって。

素敵な鏡台の隣にスリーピングポーチへ通じる出入り口があります。PCでも見にくいですが右上端に。スマホの方はチャクラを練ってみてください。

 

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そして、反対側は書斎と、なんとウォーキングクロゼットがあります。この書斎で、サラックは不思議な豆の木を登った少年の本を書きました。

 

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子どもの部屋。子どもも出来たのですね。おめでとうサラック♡ 汽車ポッポのニワトリは、おじいちゃんオーガからの贈り物です。地上では普通のにわとりになってますけどね。もはや汽車ポッポじゃなくてトロッココッコ。どうやらサラックたちは、ポッポって鳩のことだと思っているようです。

 

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子供部屋からもスリーピングポーチに行けます。さっきから何度もチラ見せされているスリーピングポーチってなにかしら?

 

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欧米の方々には、外気に触れながら寝るのが健康によい、という認識がありました。そこで、このような窓が多い突き出した小部屋にベッドを置いて寝る、スリーピングポーチができました。夏は気持ちよさそうですね。防犯のためだろうけど、寝室からしか来られるようになっていません。スリーピングポーチの文化を知った時、あれがそうだったのかと思い出した情景があります。

アニメ「ペリーヌ物語」の原作である「家なき娘」でも、オードリィ(ペリーヌの偽名)は、ベッドがずらりと並ぶ下宿の一部屋で、あまりの空気の悪さに眠れず、幸い壁際だったため、枕元に近い小窓を開けて新鮮な外気を吸って生き返るというくだりがあります。遂には下宿に帰らず、(他人の)ボート小屋で新鮮な空気たっぷりの生活を(無断で)始めます。ずいぶんな子ですが、それくらい吸う空気は意識してたのですねえ。でもねえ、彼女のおじいさんは大金持ちの工場主だけど、産業革命の頃はこういう地域は空は真っ暗、川は真っ黒だったとか。ボート小屋で寝てた奉公時代はともかく、孫娘と認められて工場を継いでからは、外気吸って寝るの、かえって良くなかったのじゃないかしら?。御屋敷は工場からだいぶ離れていたのかな?

 

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気持ちの良い風が通り、陽射しがたっぷりの玄関へ続くポーチ。立派な柱で支えてハイソぶるのも流行っています。

 

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屋根を付け、花を飾りました。

 

 

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イギリス系移民が好んで建てた、急こう配の切妻屋根と暖炉が特徴のアーリー・サザン・コロニアル様式で、20世紀初頭のモダンハウスが完成しました。

 

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おんぼろコテージで育ったサラックは、働いて建てたこの家で、亜麻色の髪のお嫁さんとかわいい子どもと、それから時々訪ねてくるオーガと、楽しく暮らしました。めでたしめでたし。

 

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気がついたらサラック三部作になってました。

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6 comments on «丸草原のモダンハウス»

    • たくみさん、嬉しいです!!
      これからもサラ・ワールドにきてください!
      待ってます!

      ……と、嬉しくて調子に乗って書いちゃったけど、ほんとにありがとうです。

    • バンさんこんにちは。
      おかげさまでマイクラ楽しくやってます。
      だって、こうやってコメントいただくとね、ますます楽しくなっちゃって張り切っちゃうから!
      感謝です。

    • ありがとうございます。(*^▽^*)

      サラはミニチュアが好きなんです。それもなるべくリアルなもの。
      マイクラで家を建てるのもそれが根っこにあるのかもしれません。

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