ひまわり草原の三匹

1.第二ひまわり草原

 

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花園フラワーフォレストだけで始まったこの地図、載せるたびに大きくなり、遂にお花の三角形「フラワー・トライアングル」を形成するまでになってしまいました。

今回、やや小ぶりながら第二のひまわり草原を発見してしまいました。お花バイオームが大きいので、間に挟まれた覆われた森や草原の小さく感じること!もう、マイクラの神がこのあたりの主役はお花ねって決めたとしか思えません。そこで、砂漠の村・ピラミッド・化石の回りに広大なフラワーフォレストがあるという意識を「独立したお花地区:フラワー・トライアングル」に改めました。

 

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ここが新草原「第二ひまわり」です。ひまわり草原からは東に歩くので、東向きに咲いているひまわりたちは裏側の緑色ばかり、地面と同化していて気づきませんでした。覆われた森のあちこちにある巨大キノコの方が目立ちます。このスクショのように端にあってもね。赤くて白い斑点のあるキノコって毒キノコが多いですが、巨大キノコはそばに寄る者に幻想を引き起こす毒をまき散らしているのです。そのせいでしょうか、俗に巨大キノコのあるところメルヘンありといいます。(サラしか言ってません)。さて、この巨大キノコが語る物語は・・・。

巨大キノコが撒き散らしている胞子の一つがはじけて言いました。

・家を建てるならレンガが一番丈夫?。
・お兄さんたちはダメな子?。
・オオカミが悪くてブタは悪くない?。

やがて他の胞子たちも次々にはじけて語り始めました。どこかで聞いたような、でも似ても似つかぬ物語を。

 

2.三匹のこぶた(サラ・ワールド版)

 

むかしむかし、まだ動物も口がきけた頃です。オオカミ族の土地であるこのひまわり草原(※)へ、そうとは知らずに豚の親子が住み着きました。ファザーブタとマザーブタ、そしてかわいい三匹の子ブタたち。名前はブー・ファイファー・ブタ、フー・フィドラー・ブタ、ウー・プラクティカル・ブタといいます。三食にも事欠く暮らしでしたが、ひもじくても楽器を鳴らして楽しく暮らしていました。

(※)ディズニーの短編アニメ「三匹の子ぶた」を見ていたら、わらの家からレンガの家まで背景はひまわりが描かれているのでびっくり!Σ(゚Д゚)。サラ・ワールドでひまわり草原を舞台にしたのは巨大キノコのお導きなのでしょうか?!

 

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でも子ブタたちが大人になる前に、ファザーブタはソーセージになってしまいました。悪いオオカミに騙されて人間に売られたのだと言う人もいれば、「自分がソーセージになるからそのお金で暮らしてくれ」と言い残して出て行ったと言う人もいますが、真実はわかりません。

どちらにせよ残されたマザーブタが子ブタたちに「家を出て自分で生きていきなさい」と言わなければならなかったのだから、お金なんてもらえなかったのです。だから、たとえブタでもソーセージになってお金をなんて考えちゃダメ、絶対よ?。

マザーブタは子ブタたちを養えないので「悪いオオカミにだけは気をつけるのですよ」と、よくよく念を押して世の中に送り出しました。

 

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長男坊のブーくんは物事をさっさと進めたい行動家でした。野原を歩いていると、お地蔵さんの笠にするためのわらを担いだオオカミがやってきました。わらが垂れ下がって顔がよく見えないしフード付きマントを着ているのでブー君はただの農夫だと思いました。

「そうだ!わらの家を建てよう、すぐできるし」と思いつき、勢い込んで「そのわらをくれ」と言いました。見かけに反して気の優しいオオカミはブー君の威勢のいい口調に脅されたように思えて、怯えてわらを全部やってしまいました。

 

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ブー君は農夫が気前よくくれたのだと思って、バサバサバサッと三時間でわらの家を建ててしまいました。家を建ててもまだ明るいので得意のフルートを吹いて楽しい時間を過ごしました。

 

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二男坊のフー君は、三方一両損とかコスパとか人間関係の潤滑油とかいう言葉が大好きな調整家でした。野原を歩いていると、妖精を宿らせるためのハリエニシダ(※)の束をかついだオオカミがやってきました。わらが無くなったので森でハリエニシダを採っていたのです。枝がかぶさっていましたしフード付きマントを着ていましたから普通の農夫だとフー君は思いました。

「そうだ!枝の家を建てよう、固いトゲトゲで防御力あるわりに手軽にできるし」と思いつき、オオカミに「ハリエニシダをくれたらいいことがあるかも」と相談を持ちかけました。だけども話が長いので、見かけに反して気の優しいオオカミは「ハリエニシダをあげないと悪いことがある」と思えて、怯えてハリエニシダを全部やってしまいました。

(※)木の家って板じゃないのね?枝のように細い木を寄せて作ったみたい、初めて知りました。ハリエニシダはエニシダに似ているけど固いトゲトゲがついてるマメ科の低木で、ケルト文化ではヒースやイバラのように妖精がいたりする心の木だからお話に出てくるのですね。だけども、繫殖力が強すぎて固有種を駆逐するので要注意外来生物にしてる国が多々あるというのも驚きΣ(・□・;)、日本もですって。

 

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フー君は農夫が気前よくくれたのだと思って、トントントンっとハリエニシダを組み合わせ、三日間かけて枝の家を建てました。三日目の午後はまだ明るいので得意のバイオリンを弾いて楽しい時間を過ごしました。

 

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三男坊のウー君は口数少なく考えこむタイプの慎重家でした。道を歩いていると、誰にも会わずに沼地へ出ました。そこではお宝ハンターのサラさんが粘土を山と積み上げていたので、「レンガに焼くのを手伝わせてください」と頼み、かまどの番やら組み立てやら、せっせと働きました。(「沼地に眠るお宝を」参照)

サラさんはウー君の勤勉な働きぶりが気に入ったので、ウー君が何も言わずとも焼き上がったレンガを気前よくLチェスト1箱もくれました。

 

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レンガを持ち帰ったウー君は、サラさんが気前よくくれたなあと思って、トンテンカントンテンカンとレンガの家を建て始めました。せっせとレンガを積みましたが、三日たってもまだ下の方しかできていません。一週間たっても十日たっても、まだまだ出来上がりません。

ブー君とフー君はその様子を見て「遅いなあ。そんなに家づくりに時間をかけてたら時間がもったいないよ。楽しまなきゃ人生終わっちゃうよ。」と、忠告顔をしてからかいました。藁の家で満足、枝の家で十分なのでレンガの家なんか手伝ってやる気もありませんでした。

ウー君だって本当は早くピアノを弾きたいのですが、慎重家なのでやることは一度に一つずつなんです。作り始めてしまったからには今はレンガのお家を作らなければと思い、お兄さんたちに返事をする時間も惜しんで一人でレンガを積みました。

 

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そして、三週間かけてやっとレンガのお家を建てました。

 

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ピアノを(※2)を作り、お兄さんたちを呼んで、三人で合奏(※1)して楽しい時間を過ごしました。

(※1)ディズニーの設定です。レンガの家に逃げ込んだ時にはすでにピアノがあるのだけどどうしたのかしら?フルートやバイオリンは持って家を出られるけど、ピアノを担いで出るのは無理。家建ててから実家から運ぶのも運送業者いないからねえ。レンガのピアノだしウー君が作ったとしか思えません。ウー君どこまですごい子なの。

(※2)ピアノは猫だるさんのオルガンの作り方動画を見て真似しました。もー、防具立ての天才と仰いでいます。ただ、時が経っているのでマイクラの改変があり、PC版でもver.1.11で作ると動画の通りにならない点がいくつかありました。サラがどうしたかをメモしておきます。
★白い鍵盤の見た目が三つに離れる。→押し込む前の防具立てが斜めらないように置き直し続け、それでも離れる分は、動画にないのですがヘルメット被せた防具立てを追加で押し込み、隙間をなくす
★白い鍵盤と黒い鍵盤が同一列に来ない→鉄のヘルメットを被せた防具立てをピストンで押し落とす時、動画は奥に落ちるのに対して手前に落ちるので、落ちてからも適当なブロックをはさんでもう一度ピストンで押すと黒鍵盤の位置に。
★黒鍵が黒くならない→丸石の壁を3つ並べから5つ並べに変える。ピストンで防具立てを押し込む時、丸石の壁の柱とつなぎの部分、その僅かな差が判定されるようになったみたいなので全部つなぎ部分に。
★ラピスラズリブロックはサバイバルでは希少でエンチャントに使いたいので、赤レンガブロックを代用しましたがそれでもできました。

 

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その頃、わらの家が建っているのを発見したオオカミは困ったことになったと悩みました。そこはオオカミの土地だったからです。でも、見かけに反して気の優しいオオカミは、誰かに、その人が喜ばないとわかっていることを言うのが苦手なのです。実はファザーブタとマザーブタが住み着いた場所もオオカミの土地だったのですが、オオカミは「挨拶もないのは腹が立つが、困っているようだし、まあ一軒分くらいいいかな」とぐずぐずしているうちに今日になってしまったというわけです。

 

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けれど、オオカミにもかわいい三人の子オオカミがいました。これ以上ブタが勝手に家を建てたり畑や森を横取りされては困るので、意を決して「未踏のバイオームがまだいっぱいあるから、他を開拓してくれないか」と言いに行くことにしました。

 

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何もかついでいませんから、オオカミの姿まるだしで歩いて行きました。

わらの家が見えてきた頃、わらの家からもオオカミの来るのが見えました。「悪いオオカミが来た!食べられちゃう!」と、ブー君は大慌てで家に逃げ込んでピシャッと戸を閉めて言いました。「誰が入れてやるもんか。このぼくの小さなあごひげにかけて」

ブタにあごひげなんてありませんが、大昔から伝わる言い回しなんです。というのも、このブタ一族の先祖にはヤギがいたからなんです。似たようなオオカミ関係の古い話はヤギなんです。それともほんとにブタなんだけどヤギに憧れて真似したご先祖様だったのかな。

 

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オオカミは戸口で来たわけを話しましたが、家の中はアーアーキコエナイでしたので、だんだん声を大きくしました。何回大きくして言ってもアーアーキコエナイなので、しまいにはふうふう顔を真っ赤にして叫びました。ブー君はおふとんに潜り込んで震えていましたので聞こえていませんでした。仕方なしにオオカミはふうふうと大きな息使いをしながら帰っていきました。

 

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「オオカミが来てふうふうすごい息で怖かったんだよ」とブー君がフー君とウー君に話して回ったその夜、

 

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台風が来ました。枝の家とレンガの家は台風が来ても大丈夫でしたが、ブー君のわらの家は吹き飛んでしまいました。

それ以来ブー君の姿を見た人はいません。ネザーランドまで吹き飛んでいってしまったという人もいますが、ブー君とウー君にとっては、オオカミがすごい鼻息で家を壊してブー君を食べてしまったのだとしか思えません。

 

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次の日、オオカミは枝の家が建っているのを見つけました。それで、また重い腰をあげて枝の家へやってきました。フー君は「悪いオオカミが来た!食べられちゃう(確定)!」と震えあがってドアをピシャリ!と閉め、鍵をカチャンとかけました。そしてブー君を食べられた怒りに震える声で言いました。「誰が入れてやるもんか。このぼくの小さなひげにかけて」

オオカミはまた戸口で来たわけを話しましたが、またアーアーキコエナイでしたので、またふうふう大きな息使いで帰りました。

 

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「オオカミが来てふうふうすごい息で怖かったんだよ」とフー君がウー君に話したその夜、

 

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おうちのそばの覆われた森で山火事がありました。この山火事の近くに建っているパリパリに乾いた枝を組み合わせたハリエニシダの家は、火が燃え移って焼け崩れてしまいました。

それ以来フー君の姿を見た人はいません。火を通ってネザーランドへ行ったんだよという人もいますが、ウー君にとっては、オオカミがすごい鼻息で家を壊してフー君も食べてしまったのだとしか思えません。

 

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次の日、オオカミはレンガの家が建っているのを見つけました。仕方なく、またまた重い腰を上げてレンガの家へやって来ました。

その時ウー君は庭に生えていたリンゴの木に登って、赤くおいしそうな実を選んでいるところでした。ウー君は「悪いオオカミが来た!食べられちゃう(確定)!」と震えあがりましたが、家に逃げ込むにはオオカミが立っている地面に下りなければなりません。

オオカミは「なにしてるんだい」と声をかけました。ウー君は「りんごをもいでいるんだよ。あげようか?」と返事しました。リンゴをくれようだなんて、優しくされてオオカミは嬉しくなって尻尾をふりました。

「ほら、やるよ!えいっ!」ウー君はまだ青くて固いリンゴをオオカミに投げつけました。いくつもいくつも。もう痛いのなんの。うわあ!と頭を抱えてしゃがんだその隙に、ウー君はパッと飛び下りてレンガの家に駆けこみ、ドアをピシャリ!と閉めて鍵をガチャガチャとかけてしまいました。そしてブー君とフー君を食べられた怒りに震える声で言いました。「誰が入れてやるもんか。このぼくの小さなあごひげにかけて」

 

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ウー君にはオオカミは死神、生きるために必死で知恵をしぼったのです。でもオオカミにとっては優しいふりをしてその実は意地悪をするというひどい仕打ちです。しかも、子ブタたちは皆、話もきいてくれずに問答無用で悪い奴扱いするのですから。見かけに反して気の弱いオオカミも、ことここに至ってはついに怒りました。今日は帰らないで俺の土地だって言ってやるんだ!「ドア閉めたって煙突から入ってやるからな」と叫びました。

 

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ウー君はおふとんには潜り込まずに大鍋を暖炉に吊るしました。それから水をいっぱい鍋に入れて、蓋をして火をガンガン火をおこしました。オオカミがえっちらおっちら屋根に登り、煙突に這い上がって中に体を入れ、ストーンと落ちてきた時にさっと蓋をとりましたので、オオカミは沸き立つ大鍋にバシャン!と浸かって死んでしまいました。

 

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ウー君はオオカミをよく煮込んで夕食にたらふく食べました。

ここ、本来のお話の中でサラが一番衝撃を受けた部分。え?オオカミは大やけどして逃げていくんじゃなかったの?さっきまで話してた相手を煮込んで食べた?!!!それにお兄さんブタたちはレンガの家に逃げ込んだんじゃなかったの?

いいえ、日本語で出回っている絵本はたいていレンガの家に逃げ込みオオカミは大やけどで済む結末ですが、本来の話はオオカミが子ブタを容赦なく食べ、最後の子ブタがオオカミを計画殺狼して平気で煮込んで食べるのです。しかも途中も飛ばされてます。途中では弱者のはずの子ブタったら、オオカミを騙したりリンゴぶつけたり、絶対わざと煽ってんだろうとツッコミたいワルですよ。とはいえ窮鼠になったら猫を噛め的な教訓や、堅固なレンガの家を時間をかけて建てることを選ぶと報われるという勤勉さを尊ぶ文化を感じられます。なんかねー、オオカミを食べるってことは昨日までの恐怖を克服したという成長話らしいです。

本来のお話のオオカミは因果応報かもしれません。が、サラ・ワールドのオオカミは何も悪いことはしていないのに、子ブタ(この子も悪いことはしていない)に煮込まれて食べられてしまいました。

 

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残された三匹の子オオカミたちは花の森に住むおばあさんオオカミのところへ引き取られていきました。おばあさんオオカミは花を山に植えて売ったり蜜を集めたりして暮らしていましたが、三匹も養う力はありません。子オオカミたちは一生懸命手伝ってなんとか暮らしました。

 

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子オオカミは、辛い時は花の山に行って見渡す限りの花々を見ていると、ブタを憎む気持ちも和らぐのでした。

 

月日は流れ、やがて子オオカミたちは大人になりました。

一番上の黒オオカミは人里へ出てわらの家を作りました。食べ残しを漁っていましたが、ある日赤ずきんちゃんの通報によって、おばあさんを食べた上、おばあさんに化けて赤ずきんちゃんを待ち伏せしていた罪で猟師に射殺されました。遠くへ行くおばあさんに頼まれて留守番をしていたというのに。

二番目の白オオカミは森へ入って枝の家を作りました。自然の恵みを集めていましたが、ある日時計に隠れた子ヤギの証言によって、子ヤギがお留守番しているところへ白い手を見せて戸を開けさせ、6匹も食べた罪でお腹に石を詰められて井戸に投げ込まれました。たまたま井戸のそばで昼寝をしていただけなのに。

三番目の灰色オオカミはおばあさんの跡を継いで、新しい木と紙の家を建てて、花の山で花を育てて暮らしていました。

 

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一方、オオカミ(+兄弟?)を煮込んで食べたウー君は、オオカミ鍋の味が忘れられず、近くの覆われた森で迷子になった子オオカミをさらっては食べる腐豚になりました。きれいなピンク色の体から腐ったような灰色と緑色の混じったおぞましい姿になり、普段はおとなしいのですが、ちょっと肩がぶつかっただけでも怒りだして、徒党を組んでしつこく追いかけていく性格に変わってしまいました。

オオカミの祟りでしょうか?それとも、やはり兄弟をタ、タ、食べてしまうなんてしていて、その報いなのでしょうか?

だって、もしも、もしもよ?元々のお話の通りにオオカミが長男坊と次男坊を食べていたとしたら?家を吹き飛ばしてから暖炉の大鍋に落ちるまで半日もないので、生死はともかく、まだオオカミのお腹の中にいたはず。

これはサラ独自の発想ではなく、ネットで見かけた観点です。ここに気がついてぞぞぞぞー。そう、ウー君はオオカミ鍋と言ってるけど、それってブー君フー君も煮込んで食べちゃったってことじゃないの?!

※ゾンビピッグマンは、近くにネザーゲートを作りフラフラと出てきたお調子者を釣竿でひっかけて拉致しました。グイーンて糸を伸ばしてパッと離しすとグイーンの分だけ動いてくれたわ。それと、釣竿を当てたら怒るかと思いきや、全然怒んないの。

 

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ただ、ウー君は変わってしまっても、レンガの家は相変わらずしっかり建っていました。ダイヤツルハシのないオオカミたちには壊すこともできません。それどころか、腐豚となった今ではうかつに近寄ればオオカミが食べられてしまいます。

本来のお話では①レンガの家が丈夫でした。②オオカミやっつけました。③三番目がいい子です。めでたしめでたし。ですが、ここはサラ・ワールド。台風もくれば地震もきます。ところ変われば品変わるなのです。

ある日、大きな地震が起きました。

 

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灰オオカミの住む木と紙の家はぐらぐら揺れましたが、柱も壁も揺れるので、壊れずに済みました。オオカミ族は長年ここに住んでいましたから、地震に強い家を建てているのです。(火事には弱いけどね。)

黒オオカミの遺した人里のわらの家は柔らかいので潰れてしまいましたが、わらは軽いので住み着いていた野良猫もけがはしませんでした。白オオカミの遺した森の木の家はなんとか持ちこたえました。枝を組んで作っているので少しバラけましたが、ハリエニシダの枯れた枝は細くて軽いので、通りかかった動物にけがはありませんでした。

 

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元ウー君の腐ブタが住むレンガの家はなまじ頑丈にできているため地面と一緒に揺れることができず、積んで作った家はしまいに崩れてしまいました。屋根の重たいレンガがバラバラッ、ドシャーン!と落ちてきてそこら中を押しつぶし、大惨事となりました。腐豚は命からがら逃げ出しました。

あ?ということは、台風や地震の来るワールドでは(オオカミの伝統的な木と紙の家は別にして)、ブタの家のうちでは、フー君の枝(木)の家が一番良かったんじゃないの?ここでなら「軽率に作らず、さりとてこだわって時間を浪費せず効率的」、なんてフー君が褒められてるお話ができてたかもしれませんね。火事には気をつけようってオプションつきで。

ブー君が1位に輝くパターンもありそうですね。例えばこれが恐ろしい動物のいる無人島に流れ着いたなんて状況だったら、今のことだけ考えてその場にあるものでさっさと家を作れるブー君が生き残るでしょう。先々を考えてレンガなんて焼いていたら、襲われる確率99%です。たぶん、家とは風で吹き飛ぶ前提で何度もサッと作ればいいもので、「臨機応変なブー君すごい」なんていう物語になってると思うわ。

 

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さて。ウー君はサラ・ワールドではレンガが最強ではないとわかりましたので、もっと丈夫な家はないかと考えました。そこで、壊れたレンガで敷地を囲いオオカミが入れないようにしてから、三か月かけてコンクリートの家を作りました。地震に備えて、鉄筋も入れました。

オオカミたちはツルハシを持っていないので塀すら壊すことはできません。でも万一に備えて鉄条網をお家につけて、誰も入れないようにしました。特に、煙突は念を入れて鉄条網で警備しました。

もうこれでだいじょうぶ、コンクリートの家にいれば安全です。

 

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その頃、灰オオカミは、花の山に現れるクリーパーを倒す修業を終えました。火薬が貯まっていました。それから近くの砂漠へ行って砂を掘りました。オオカミ族に伝わる整地道具TNTの材料です。花の山を手入れするのには便利ですが、僅かな火の気や衝撃でも爆発するとんでもなく危ない道具です。灰オオカミは、砂と火薬とTNTレシピをチェストに入れて、腐豚のレンガの囲いの中へ放り込みました。ぽん。

 

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腐豚はTNTなんて知りません。なんだろうと思ってレシピ通り組み立てました。暖かい暖炉のおへやで。

 

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堅牢なコンクリートも内部からの爆発にはひとたまりもありませんでした。

以後腐豚の姿を見た人はいません。爆風でネザーランドまで飛んで行ったんだよという人もいれば、ウー君だったころのおひさまのような心が解放されてひまわりになったんだよという人もいます。ひまわりたちは爆風で消えてしまったので、今ひまわり草原に咲いているひまわりはウー君の子孫なんですと。どちらにしてもいっぱい存在してる。ウー君の繁殖力って旺盛ですね。

 

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瓦礫を片付けていると腐豚の机から日記が発見されました。ちゃんとした文章はお母さんの家を出た日から始まってオオカミを煮込んで食べた日で終わっています。このブタ目線の日記から三匹のこぶたのお話として後世に広まることになるのです。(嘘)

 

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この事件で、腐豚に困っていたオオカミたちは灰オオカミの復讐を称賛しましたが、計画殺豚をしたことになる灰オオカミの心は晴れず、以後は花の山にこもって花を育ててひっそりと暮らしました。

 

この妙ちくりんなお話は、灰オオカミがおじいちゃんになったころ孫たちに語ったお話をまたその孫へと語り継いでいたのを、語り部のサラばあちゃんが聞いて書き取ったということです。どのブタにも終わりはネザーへ行ったという話が出てくるので、ネザーエンディングストーリーとも呼ばれています。

 

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誰も悪い人はいないのに悪い事態に進んでいくってことありますよねー。
ってね、これはキノコ幻想よ!目を開けて!目がさめたらクリックしてね (^^♪

 

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13 comments on «ひまわり草原の三匹»

  1. 「三匹のこぶた」にこんな解釈があるとは・・・確かにいわれてみればその通りです・・・。こういうストーリーをマイクラで作るのって楽しいですよね~。自分でもこんな物語を再現したいです。

    • ええ、ストーリーを作るのって、自分の世界を創る楽しみがありますよね。産みの苦しみもありますがそれすら楽しいです。
      夢中になることがあるってしあわせです。ブログを始めて良かったなと思う点です。
      たくみさんのストーリー、ぜひ見せてください。

    • たしかに!アル君も書けなくなってた!奇病といえば奇病だし!
      アル君は生まれつきの特異体質で手術で人工的に変化させたものでしたっけ。祟りとか報いとかじゃなくて良かったですね。

      アルジャーノンは本で読んだ時も感動しましたが、ドラマも強烈に覚えてます。窪田正孝氏、友達役だったのにサラにはすごい存在感でしたよ。
      あれからキラになったりポケット手で交番に現れたり、気になる役者さんです。

      腐豚堕ち、バレてましたかぁー。
      でもワクワクしてくださったそうで嬉しいです。(^o^)
      仮想世界でブタとオオカミが動き出したら、腐豚の方からぼくの出番って入って来たんです。
      お話つくるのって楽しいですね。

    • うん、みんないい子なのに誰も幸せになれなかったの。

      サラもウー君の本性なんか知りたくなかったな・・・。
      ただ、ウー君はブタの間じゃ英雄よね。

  2. おおかみを豚が食べたことに僕もびっくりしました
    こういうお話系のものを作るのもあったんですね
    マイクラってすげぇー

    • ええ、マイクラってすげぇーですね。
      お話系はサラは大好きです。
      お話には設定があります。何もないところから建築するより、設定という縛りがあった方が建築や装飾を決めていきやすいですし、
      また誰もが知っているようなお話なら、設定を自然と共有しているので画像にしても言葉にしても表現能力が高くなくても読んだ方にわかってもらいやすいというメリットがあるとおもいます。
      最終的には自分でお話を膨らませたりねじくらせたりしてサラ・オリジナルのお話に変えるのですが、これがまた楽しい作業です。
      さくすらさんもぜひお仲間になりましょうよ。

  3. 子供は毎日違う絵本を読んでもらうよりも、好きな絵本を繰り返し読んでもらうことを好む。同じお話を何度も聞くことは大切だ。毎日ちょっとずつ違う気持ちでお話を聞き、すこしずつ違う発見をする。超一流の達人は自分が極めようとすることを常に新しい視点で新しい工夫をしながら続けることが出来る人である。そのことの萌芽が、ここで生まれるのである。(今井むつみ『学びとは何か──〈探求人〉になるために』より。)
    こないだ入試日程が終わり、一応、イギリス文学におけるおとぎ話の面白そうな講義のある英文学科は決まったので、まだ合否発表出揃っていませんがずっと行きたかった都内の猫カフェ言ってきました。ぺこちゃんとのキャット・タワー三階で繰り広げた羽じゃらしバトルは最高でしたね、見物客の欧米人カップルも大興奮してましたよ!可愛かったなぁ……

    • 今井先生のお言葉、まさに真理ですね。何回も読み直しました。サラも探求人になりたいな!

      合格おめでとうございます!春から大学生ですね!ずっとTwitterを拝見してましたので我が事のように嬉しいです。
      残りの発表も全部合格していますように。
      イギリス文学は妖精の聖地ですものね、おもしろそう。いいなあ。

      大好きな猫ちゃんと戯れ、欧米人カップルと遊んで、今後はぐーんと世界が広がって(ブログも期待してるし)忙しい日々になるのでしょうね。
      運命の人とも出会えるかも!学生生活を楽しんでください!

      • 流石に、ここまで言われたら書かないわけには行きませんね……まだ序盤に作ったものの紹介だけですが。作ってひと記事書きました。

        • ついにブログを?わーい(≧∇≦)
          今日開設だったのですか?そして今日すぐさま拝見しました。
          カエデさんの町を見られてほんとに楽しい。文章もカエデさんの独特の語り口でユニーク。

          昔からコメントくださっている方のブログなので、開設二記事で即リンクしちゃいましたよ。今後ともどうぞよろしく(*’▽’)

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